またまた、だみーです。もう随分と夏ですね。今年はコロナも明けて、さまざまな行事が4年ぶりに復活という形で行われています。この4年の間、祭りはほとんど開催されることはなく、少し寂しいような、そんな感覚があった人も多いのではないでしょうか?私もその一人として今回は、お祭りについて語っていこうと思う。
私の出身は台東区で、ここ下町では数多くのお祭りが開催されている。やはりそれは、昔ながらの自社仏閣が多かったり、江戸の頃から続く商人の街として、というのが要因のようだ。浅草寺の周辺一体で行われる祭りには、三社祭、鬼灯市、酉の市、そして今回主に扱っていこうと思っている朝顔市など数えきれないほどの祭りがある。祭りのシーズンは5月ごろに始まり7月にピークを迎え、11月ごろまで各地で行われている。
先ほど言ったように、今回は朝顔市について触れていく。その名の通り、朝顔市とは朝顔を販売する祭りだ。言問通りという、スカイツリーまでまっすぐに伸びた8車線道路の一部を歩行者天国にして3日間行われる。
朝顔が咲く早朝〜午前中の間に多くの人が今年の朝顔を求めてやってくるのだ。朝顔は蔓性の植物で、成長もはやため、我が家では窓の前に朝顔を置きネットを張り、自然の簾とすることで夏の暑さから室内を守ってもらっている。とても面白いことに、たくさんの花を咲かせたくさんの種を残す朝顔だが、毎年のようにリピーター客が現れて朝顔市で新たな朝顔を手にしている。朝顔のタネが発芽しないように品種改良されているわけでは決してない。
また、朝顔にもさまざまな品種があるようで、見ているだけでも興味深いのだ。今年、我が家にお迎えしたのは、團十郎というくすんだ紫色の朝顔だ。まるで、高級な着物の色のように私は思った。また、朝顔市に出店している朝顔の販売人は皆が同じところの人間ではないのだが、共通して、商品に「朝顔市」と書かれたしおりをつけており、可愛らしい。
蝉が泣き止んで、鈴虫が鳴く少し蒸し暑い夜の空気と祭りの空気感がなんとも言えず私は大好きだ。その空間を演出しているのは、やはり、当日までに外に張り出されていたポスターであったり、祭りの場を盛り上げる囃子や太鼓、呼び子の掛け声、演歌だろう。他にも、照明や夏特有の空気、屋台の匂いなど、まだまだあるだろう。
まだ、今年の祭りは終わっていない。ぜひ秋の祭りに来てみてほしい。
0コメント